白神山地は1993年、日本で最初の世界遺産に登録されました。（屋久島、法隆寺、姫路城も同時）

白神山地は世界遺産の中でも「自然遺産」に分類されます。日本には5つの世界自然遺産があり、白神山地は本州で唯一。他の4つは屋久島、知床、小笠原諸島、奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島です。海外ではグランドキャニオン（アメリカ）、グレートバリアリーフ（オーストラリア）、万里の長城（中国）などがあります。

白神山地は秋田県、青森県にまたがり、面積13万haのうち原生的なブナ林が残されている16971haが世界遺産登録区域です。その中心部（核心地域）は入山が規制されており、登山道もない原生的な森ですが、周辺エリアに白神山地らしさを充分に感じることができる場所がたくさんあります。

ほぼ平坦な遊歩道を歩く「ブナの森散策」、軽めからハードまで揃う「登山」、暑い時期に人気の「リバートレッキング」、積雪期の「スノートレッキング」「雪山登山」、四季折々の「キャンプ」など体力や嗜好に応じて様々な体験ができます。

 白神山地ガイド共通ルール

ガイドは共通ルールのもとで活動をしています。また、入山するお客さまにおかれましても、以下の8つの取り決めを遵守し、行動することをお願い致します。

1. 決められた歩道を歩き、歩道から逸脱しないようにしましょう。
2. 自生する植物の採取はしないようにしましょう。
3. ゴミ・タバコの吸い殻は持ち帰りましょう。
4. トイレは入山前に済ませましょう。
5. たき火をしてはいけません。
6. ペットの持ち込みは、生態系に悪影響を及ぼすおそれがありますので、ご遠慮ください。
   （ただし盲導犬等を除く）
7. 世界遺産地域は禁漁区に設定されていますので、魚釣りはしないでください。
8. 動物の生活環境・生態系に悪影響を及ぼすので、野生動物への餌付けはやめましょう。

白神山地の麓、秋田県藤里町の平均気温（NOAAデータより）